江戸時代のゴミ問題の解決に大きな役割を果たしていたのがやはりリサイクル精神。
着物は冬には夏の単(ひとえ)を二枚縫い合わせて間に綿を入れて袷(あわせ)にしたり(夏には糸を解いてまた単にしました)、古着は子供の着物に仕立て直し、最後には雑巾や下駄の鼻緒に利用するなど、最後の最後まで利用していました。
紙くず業者もこのころ既に存在していました。漉き返してリサイクルペーパーにしていましたが、大抵は「浅草紙」といわれる質の悪いもので、トイレットペーパーとして利用されたそうです。
そんなものまで! と思うのが、ロウソクの溶けたロウのリサイクル。
溶かして型に流し、ロウソクとして再利用するというよりは、引き戸のすべりをよくするためや木のツヤを出すために使うことが多かったようです。
そしてもうひとつ。
このころからすでにゴミ回収は有料でした。
料金は間口一間(1.8メートル)あたり、銀一分(約170円弱)。
間口五間(約9メートル)の大店でも800円ちょっとですからそれほど高額ではありませんね。
裏長屋に住んでいる人からは取立をしないことになっていましたが、実際は大家が家賃に含めて請求することが多かったようですね。